ペットイメージ

ペットのチビちゃん

私は小さいころから動物が大好きでしたが、体が弱い事もあり、衛生面から親はペットを買うことをなかなか賛成してくれませんでした。
幼稚園の頃はうさぎ小屋の前から離れず、誕生日やクリスマスのプレゼントに何が欲しいかと聞かれても「ねこちゃん」や「うさぎさん」としか答えないので親を困らせていました。
小学校に上がり、本来は新しく出来た友達と外で元気に遊びまわりたいのですが、医者から激しい運動はとめられていたので、私の休み時間の過ごし方は主に室内でお絵かきをしているか飼育小屋の前で「うさぎさん」を眺めるかのどちらかで、どちらかと言うとおとなしい性格だったと思います。
小学2年生、この時期に3度目の入院をする事になりました。
私はまだ小さかったのであまり良く覚えていませんが、苦しくて辛かったのとお母さんの悲しそうな顔だけは覚えています。
かなり危ない状況だったみたいですが、なんとか退院する事が出来ました。
親が長かった入院生活を頑張ったご褒美と言ってペットショップに連れて行ってくれ、そこでたまたま私と同じ誕生日に生まれた猫に出会い、新しい家族としてむかい入れることになりました。
しましまなしっぽの子猫はとてもかわいくてなつこっくて、兄弟のいない私にとっては兄弟のようでもあり親友のようでもあり、名前は私が「チビ」と名付けいつも一緒にいました。
なぜ親が気が変わってペットを飼うことを承諾してくれたのか不思議でしたが、退院時にまた次に大きな発作が起こると命にかかわるかもしれないと医者につげられていたとの事実を聞いて理解が出来ました。
この話を聞いたのはそれからずいぶん後の高校生になったときの話です。
私はチビに学校であったことなどなんでも話しました。
あいかわらず体は強くないものの大きな入院をする事なくすくすく育ち、またチビももうチビと呼べないくらいの大きさと年齢になりました。
私はハタチになり、発作もなく医者に通う頻度も少なくなりました。
チビはここ何年はのっそりとした動きであまり元気がなくなってご飯も食べなくなり、私が成人式から帰ってきた時についに動かなくなりました。
物心ついたときからつねに一緒にいたチビが死んじゃうなんて信じられずに涙がとまりませんでしたが、獣医に聞くと老衰だったようです。
頭の中が真っ白になりパニック状態でしたが「猫の平均寿命よりだいぶ長く生きたので幸せだったでしょう」という言葉を聞き少し落ち着きました。
現在26歳になり、あれから辛いことや悲しいことがたくさんありましたが、今でも、チビは私のことを心配してくれてたから長生きしてくれて、無事にハタチになれて安心してくれたのかなと思うと、【頑張らないとな】と前向きな気持ちになれます。

Copyright(C) 2012 動物を飼う.com All Rights Reserved.